2023年11月23日

糸ものがたり おもてなし協議会長野さんの感想

NPO法人おもてなし国際協議会代表の長野岩雄さんが藤井さんの誘いでアミーゴ「糸ものがたり」に来ていただき、感想をフェイスブックに載せてくれましたので、全文を紹介いたします。

糸物語〜Pass The Baton〜
16号線で繋がる、横浜 八王子 川越 そして入間!

11月11日、入間市文化創造アトリエアミーゴ(入間アミーゴ)で、「糸物語〜Pass The Baton〜受け取り繋ぐ、地域の記憶」が行われ、参加してきました。

 入間市には、何の縁もなかったのですが、7月に八王子市で行った日本遺産100日前イベント「絹に願いを」で、パネラーとして登壇してくださった、埼玉県市民活動コーディネーターの藤井美登利さんが、
パネルディスカッションの司会をされるということで、お誘いをいただきました!

 埼玉県入間市の仏子駅を下車し、3分ほど直進すると、イベント会場である、入間市文化創造アトリエアミーゴが見えてきました。

 入口を入っていくと、アンティークな建物が何棟もあり、入間の織物の歴史と伝統を、自然と感じるしかありませんでした。

 各会場では、織物に関わる様々な体験ができるワークショップや、飲食などの出店、講演会等が行われていました。

 私は、たまたま、綿の種取りワークショップに参加することになりました。

 綿繰り機のローラーの間に、綿の繊維を入れて、ハンドルを時計回りに回すと、種が取れて、綿だけが出てきます。こんなふうに昔から綿を作ってきたんだなと興味深かったです。

 アメリカの綿花栽培については、よく聞いたことがありますが、このような過程を経て、世界的に生産されていることが分かり、とても、身近に感じました。

 また、蚕から糸を取る光景も、近くで詳しく見ることが出来ました。
 中庭で、一人、蚕から糸を取り続けている、おじさんがいたので、声を掛けたのですが、何と、キムさんという韓国の方でした!
 日本の文化が大好きで、日本に留学してから20年以上も川越で、養蚕に関わる市民団体で活動しているとのことでした!
  容器の底に集まっている茶色の虫たちは、死んだ蚕の蛹だと、キムさんから聞きましたが、どこかで見たことがあると思ったら、韓国で間食として食べる、美味しくないポンデギ(笑)だとつながりました!

アミーゴのシンボル、「赤いのこぎり屋根」のホールでは、入間アミーゴ専属の劇団(凄い!)劇団アミーゴが、入間繊維工業試験場での歴史をストーリー化した「せんの青春」を上演し、その余韻に浸りながら、パネルディスカッション「地域の歴史を生かした街づくり」が藤井さんの司会で行われました。

 そこで登壇された、入間アミーゴ館長の
水村 雅啓さんが、とてもユニークな方で、パネルディスカッションでの話も面白かったです。

 入間アミーゴは、文化事業や施設管理などの運営をNPO法人入間市文化創造ネットワークによって行っています。
 水村さんは、入間アミーゴの特徴を活かしつつ、市民の目線に立った柔軟で創造的な企画をされています。
 
 例えば、シーズン的に、行って良さそうなイベントであれば、何とか開催できるように日程を調整してあげたり、市民の意見を聞いたら、すぐに実現できるように、チャレンジされておられ、入間アミーゴが市民の憩いの場にすることに成功されていました!(2021年入間市文化創造ネットワーク 「アトリエアミーゴ」は ふるさとづくり大賞に選ばれています。)

 藤井さんが、パネルディスカッション後に、水村さんに繋いでくださったのですが、私達の日本遺産フェスティバル100日前企画「絹に願いを〜シルクロードが紡ぐ街 横浜市 八王子市 川越市」での経緯を、楽しそうに聞いてくださり、「横浜市、八王子市、川越市だけでなく、入間市も、シルクロードと言われる16号線とつながっているよね。何か一緒にやろうよ!」と仰ってくださいました!

 私より、ずっと年輩の方だと思いますが、フットワークが、めちゃくちゃ軽い!
 入間市が、入間アミーゴを中心に、今後も面白くなっていきそうに感じましたし、 古い織物工場を生かした、魅力的な建物が、八王子市にもあればいいなと思いました!
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posted by mizuさん at 10:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする