10月初めに、高知県佐川町の牧野富太郎の生地を訪ねたことで、練馬の牧野記念庭園に行かなければと、ずーと思っていました。年末になってしまいましたが、やっと行くことが出来ました。牧野富太郎博士は、「日本の植物分類学の父」とされる植物学者。その自宅跡地がこの施設なのです。大正15年(1926年)から昭和32年(1957年)に没するまで、当時は野趣豊かであった大泉の地に居を構えていました。自邸の庭を「我が植物園」としてこよなく大切にしました。昭和33年(1958年)年より一般公開されています。平成20年(2008)年、老朽化による改修工事のため一時休園していましたが、2010年8月にリニューアル・オープンしました。
そんなに大きくはありませんが、300種類の草木類が植えられ、記念館、展示室(常設展示と企画展示)のほか書屋展示室と言って、博士の仕事場がいまも残って展示されている部屋もあります。冬の季節で、植物は枯れ少なかったのですが、見ごたえは十分なりました。片隅に博士の胸像があるのですが、その周りを最愛の妻「壽衛」の名からとった「スエコザサ」が植えられてありました。心安らぐ光景でした。
企画展は「植物たちの声を聴く-岩谷雪子の世界-」。植物を採集し、乾燥し作るその作品は、繊細でなんと美しい。こちらも必見ですね!
posted by mizuさん at 12:07|
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